Cレートの目安
Cレート(放電能力)は 20 < 30 < 40 C となり、値が高いほど瞬間的な放電能力が高く、セミオートのキレ・フルオートのサイクルがアップしますが、スイッチや各パーツへの負荷も比例して上昇しますので、通常は 30 C 以下のレートがお勧めです。
20 C=ノーマル~カスタム電動ガン・G&G ETU 搭載機種向け(純正指定)
30 C=ノーマル~カスタム電動ガン向け(ややハイスピード系)
40 C=FCU搭載の電動ガン向け(セミオート特化など)
例:2,000 mAh 30 C の場合、定格値=2A × 30 C = 60 A となります。
AIRSOFT97 調整モデルへの使用について
弊社カスタムモデルの場合は、基本的には定格 60 A まで対応可能です。(G&G ETU 機種含む)
一部AK系電動ガンなど、容量の大きいバッテリーが明らかに収納できないモデルの場合は、1,200 mAh 30 C(定格 36 A)が許容スペックとなる場合もあります。
また、VFC VIRGO / SAMURAIEGDE などのVFC製純正基板を搭載している製品は、破損防止のため 20 C 以下のスティックバッテリーをご使用ください。
許容スペックを超えるバッテリーを接続した場合はセミオートのオーバーラン等を招きますので、安定した動作のため、弊社カスタムモデルの場合は『性能保証書』に記載されるテストバッテリー以下のスペック品をご使用ください。
『GATE TITAN』や『PERUN HYBRID』などのセンサー式の電子トリガーは動作制御が安定しているため、電動ガン用の 40 C バッテリーをご使用いただくことで、よりキレのある作動が見込めます。
この場合でも、弊社では NOIR(GFORCE)7.4 V 2,000 mAh 40 C よりも定格の大きい LiPo バッテリーでの動作保証を行っておりませんので、RC用バッテリーなどの流用は行わないでください。
注意事項
外観が膨らんできたりした場合はバッテリーの能力が低下しているほか、膨らみにより外傷を受けやすくなりますので、新品のバッテリーに交換してください。
充電は必ずリポバッテリー専用の充電器、もしくはリポバッテリー対応の充電モードで行ってください。専用モード以外での充電は発火事故を招きますので、充電時には必ず設定を確認してください。
暑くなる場所への放置や過充電、過放電は行わないでください。
リポバッテリーは構造上、落下などの強い衝撃を与えると内部の電解質が損傷するおそれがあります。強い衝撃が加わったバッテリーは使用しないでください。
ショートさせた場合、バッテリーの寿命が著しく低下します。ご使用時には必ずヒューズを併用してください。
リポバッテリーの取り扱い方
収納時には配線への負担を避け、強く押し込むことは避けてください。
リポバッテリーの最低・最高電圧は概ね以下のようになります。
1セル辺りの電圧:3.7 - 4.2 V(7.4 - 8.4 V / 11.1 - 12.6 V)
1セルが電圧 3 V を切るまで放電してしまうとバッテリーは破損します。
電動ガンが作動しなくなるまで使用することを避け、フルオートのサイクルが落ちたり、動きが鈍ってきた時点で追い充電を行ってください。
リチウム電池はメモリー効果はほとんどありませんので、充電前の放電は不要です。
ただし、満充電での保管はバッテリー内部の化学反応が進みやすくなり、バッテリー寿命(通常1年程度)が低下しますので、基本的には使用前に充電し、使用後はそのまま保管、として運用してください。
数ヶ月単位での長期保管を行う場合は、別売りの放電器(オススメ関連商品)などを使用し保管電圧まで調整してください。
1年~ を経過しますと、化学反応の進行により電池の内部抵抗値が高くなり、電圧が残っている状態でも電流の取り出し効率が低下してきます。この状態では冬季の低温環境時に放電能力が著しく低下したり、電子トリガー搭載機種では入力エラーになり動作しないなどの症状が出る場合がありますので、新品のバッテリーに交換してください。